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指定都市による「平成26年度国の施策及び予算に関する提案」について 発表資料 平成25年7月分 | 相模原市

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(1)

指定都市による「平成26年度国の施策及び予算に関する提案」について 指定都市20市は、このほど、平成26年度国家予算の編成に先立ち、別添のとおり

「平成26年度国の施策及び予算に関する提案」を取りまとめました。

この提案に基づき、7月下旬以降、各市の市長及び議長が各政党及び関係府省へ要請 活動を実施します。

1 「国の施策及び予算に関する提案」について

「国の施策及び予算に関する提案」は、指定都市共通の重要事項に関して例年7 月に指定都市が共同で策定し、国や政党への要請を通じて、要請内容について翌年 度国家予算への反映や、今後の制度改正の実現を図るものです。

この要請活動は昭和47年から継続して実施しています。 2 提案事項

(1)真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分の是正

(2)大都市税源の充実強化

(3)国庫補助負担金の改革

(4)国直轄事業負担金の廃止

(5)地方交付税の必要額の確保と臨時財政対策債の廃止

(6)多様な大都市制度の早期実現

(7)生活保護制度の抜本的改革

(8)子ども・子育て支援新制度の円滑な実施

(9)医療保険制度の抜本的改革

(10)県費負担教職員制度の見直し

(11)都市インフラの老朽化対策

(12)緊急雇用創出事業の継続・拡充及び雇用対策に係る新たな交付金制度の 創設

(13)エネルギー基本計画の早期策定及び関連施策の推進

(14)予防接種制度の充実と財源措置

(15)社会保障・税番号制度への対応

(16)訪日旅行やMICEの誘致促進のための受入環境の整備強化 3 要請先

政党:自由民主党、民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党

府省:総務省、内閣府・内閣官房、財務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業 省、国土交通省及び環境省

※相模原市長及び相模原市議会議長は、今回は要請活動に参加しませんが、来 年度以降参加の予定です。

平成25年7月12日 相 模 原 市 発 表 資 料

問合せ先 広域行政課

電話 042-769-8248

(2)

平 成 26 年 度

国の施策及び予算に関する提案

平 成 25 年 7 月

指 定 都 市

(3)

目 次

・ 提案事項 ……… 1

<税財政・大都市制度関係> ……… 1

<個別行政分野関係> ……… 2

・ 提案事項詳細説明……… 4

<税財政・大都市制度関係>

1 真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分の是正 ……… 5

【総務省・内閣府・財務省】 2 大都市税源の充実強化 ……… 6

【総務省・内閣府・財務省】 3 国庫補助負担金の改革 ……… 7

【総務省・内閣府・財務省】 4 国直轄事業負担金の廃止 ……… 8

【総務省・内閣府・財務省】 5 地方交付税の必要額の確保と臨時財政対策債の廃止 ……… 9

【総務省・内閣府・財務省】 6 多様な大都市制度の早期実現 ……… 10

【総務省・内閣府・財務省】

<個別行政分野関係>

7 生活保護制度の抜本的改革 ……… 11

【総務省・内閣府・財務省・厚生労働省】 8 子ども・子育て支援新制度の円滑な実施 ……… 12

【総務省・内閣府・財務省・厚生労働省】 9 医療保険制度の抜本的改革 ……… 13

【総務省・内閣府・財務省・厚生労働省】 10 県費負担教職員制度の見直し ……… 14

【総務省・内閣府・財務省・文部科学省】 11 都市インフラの老朽化対策 ……… 15

【総務省・内閣府・財務省・厚生労働省・国土交通省】 12 緊急雇用創出事業の継続・拡充及び雇用対策に係る新たな交付金制度の創設… 16

【総務省・内閣府・財務省・厚生労働省】 13 エネルギー基本計画の早期策定及び関連施策の推進 ……… 17

【総務省・内閣府・財務省・経済産業省・環境省】 14 予防接種制度の充実と財源措置 ……… 18

【総務省・内閣府・財務省・厚生労働省】 15 社会保障・税番号制度への対応 ……… 19

【総務省・内閣府・内閣官房・財務省】 16 訪日旅行やMICEの誘致促進のための受入環境の整備強化 ……… 20

【総務省・内閣府・財務省・国土交通省】

(4)

国の施策及び予算に関する提案

指定都市では、近年における社会経済情勢の変化に伴い、住民福祉の向上、生活環境 の整備、都市機能の充実等の財政需要が増加の一途をたどっていますが、これらの財政 需要に対し都市税源は十分ではありません。徹底した行財政改革に取り組んでいるもの の、過去の経済対策に呼応し社会資本整備等に充ててきた借入金の償還が大きな負担と なっており、財政運営は極めて厳しい状況に置かれています。加えて、東日本大震災の 復興関連事業及び防災・減災事業に積極的に取り組む必要もあります。

このような状況の中でも、指定都市は、圏域における中枢都市として、今後とも先駆 的かつ先導的役割を果たすことが不可欠であり、また、少子・高齢化対策や低炭素・循 環型社会への転換、都市の活性化などの緊急かつ重要な施策を積極的に推進していく必 要があります。

そこで、指定都市は、国から地方への税源移譲・権限移譲等の一体的な実施による真 の分権型社会の実現に向け、平成26年度国家予算編成に当たり以下のとおり提案しま す。

政府並びに関係機関においては、この趣旨を踏まえ、適切な措置を講ずるよう強く要 請します。

平成25年7月 指定都市市長会 指定都市議長会

札 幌 市 長 上 田 文 雄 札幌市議会議長 高 橋 克 朋 仙 台 市 長 奥 山 恵美子 仙台市議会議長 佐 藤 正 昭 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 さいたま市議会議長 萩 原 章 弘 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 千葉市議会議長 宇留間 又衛門 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 川崎市議会議長 浅 野 文 直 横 浜 市 長 林 文 子 横浜市議会議長 佐 藤 祐 文 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫 相模原市議会議長 須 田 毅 新 潟 市 長 篠 田 昭 新潟市議会議長 志 田 常 佳 静 岡 市 長 田 辺 信 宏 静岡市議会議長 井 上 恒 彌 浜 松 市 長 鈴 木 康 友 浜松市議会議長 太 田 康 隆 名 古 屋 市 長 河 村 たかし 名古屋市議会議長 藤 田 和 秀 京 都 市 長 門 川 大 作 京都市議会議長 橋 村 芳 和 大 阪 市 長 橋 下 徹 大阪市議会議長 美 延 映 夫 堺 市 長 竹 山 修 身 堺 市 議 会 議 長 平 田 多加秋 神 戸 市 長 矢 田 立 郎 神戸市議会議長 大 澤 和 士 岡 山 市 長 髙 谷 茂 男 岡山市議会議長 則 武 宣 弘 広 島 市 長 松 井 一 實 広島市議会議長 碓 井 法 明 北 九 州 市 長 北 橋 健 治 北九州市議会議長 三 原 征 彦 福 岡 市 長 髙 島 宗一郎 福岡市議会議長 森 英 鷹 熊 本 市 長 幸 山 政 史 熊本市議会議長 齊 藤 聰

(5)

[提案事項<税財政・大都市制度関係>]

1 真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分の是正

消費税、所得税、法人税など複数の基幹税からの税源移譲を行い、国・地方間の「税 の配分」をまずは5:5とすること。

さらに、国と地方の新たな役割分担に応じた「税の配分」となるよう、地方税の配 分割合を高めていくこと。

なお、地方公共団体間の財政力格差の是正については、地方税の一部国税化による 地方間の税収の水平調整ではなく、地方税財源拡充の中で地方交付税等も含め一体的 に行うこと。

2 大都市税源の充実強化

大都市特有の財政需要や事務配分の特例等に対応するため、国・道府県から指定都 市への税源移譲を行うこと。

3 国庫補助負担金の改革

国と地方の役割分担の見直しを行った上で、国が担うべき分野については、必要な 経費全額を国が負担するとともに、地方が担うべき分野については、国庫補助負担金 を廃止し、所要額を全額税源移譲すること。

また、税源移譲されるまでの間、地方が必要とする総額を確保し、継続事業の着実 な実施に配慮するとともに、事業規模や使途に関する要件の緩和、予算の流用への弾 力的対応、事務手続の簡素化など、地方にとって自由度が高く、活用しやすい制度と すること。

4 国直轄事業負担金の廃止

国と地方の役割分担の見直しを行った上で、国が行うこととされた国直轄事業につ いては、地方負担を廃止すること。

また、現行の国直轄事業を地方へ移譲する際には、所要額を全額税源移譲すること。 5 地方交付税の必要額の確保と臨時財政対策債の廃止

地方交付税総額については、地方の財政需要や地方税などの収入を的確に見込むこ とで、必要額を確保すること。

また、地方交付税は、地方固有の財源であることから、国の政策目的を達成するた めの削減は行わないこと。

国・地方を通じた歳出削減努力によってもなお生ずる地方財源不足の解消は、地方 交付税の法定率引上げによって対応すべきであり、臨時財政対策債は速やかに廃止す ること。

地方交付税の算定に当たっては、大都市特有の財政需要を的確に反映させるととも に、予見可能性の確保に努めること。

-1-

(6)

6 多様な大都市制度の早期実現

基礎自治体優先の原則の下、住民がより良い行政サービスを受けられるよう、「大都 市地域における特別区の設置に関する法律」に続き、従来から制度創設を提案してい る特別自治市など、多様な大都市制度の早期実現を図ること。

[提案事項<個別行政分野関係>]

7 生活保護制度の抜本的改革

新しい生活支援体系の策定における生活保護制度の見直しに係る検討において、こ れまで生活保護制度の抜本的改革について行ってきた提案意見を十分に反映させるこ と。

生活保護費の全額国庫負担、医療費の一部自己負担、年金制度等社会保障制度全般 の在り方を含めた抜本的な見直しについて、引き続き検討すること。

なお、全額国庫負担が実現するまでの間は、緊急的な財政措置を講ずること。 8 子ども・子育て支援新制度の円滑な実施

子ども・子育て支援新制度については、国と地方の協議のもと、子育て家庭への影 響に配慮しつつ、早急に制度設計を進め、施設や事業等の基準を速やかに提示すると ともに、準備経費を含め必要な財政措置を講ずること。

幼保連携型認定こども園の設置及び幼稚園や保育所から認定こども園への移行を促 進するための必要な財政措置を講ずるほか、認可外保育施設の保育所や新制度におけ る小規模保育事業等への移行支援、子ども・子育て支援の担い手となる人材確保につ いて財政措置を講ずること。

待機児童解消を進めるため、平成26年度実施予定の保育緊急確保事業や新制度移 行後の市町村整備計画に基づく交付金は、「安心こども基金」の補助水準を継続・充実 させるとともに、柔軟に運用できる制度とすること。

9 医療保険制度の抜本的改革

国民皆保険制度を安定的で持続可能な制度とするため、国の責任において医療保険 制度の一本化に向けた抜本的改革を早期に実現するとともに、制度改正に伴い新たな 地方負担や保険料負担の増加を招かないよう必要な財政措置を講ずること。

なお、一本化が実現するまでの間は、国民健康保険事業の安定的運営を図るため、 国庫負担率の引上げを含む財政措置を講ずること。

10 県費負担教職員制度の見直し

道府県の給与等の負担、教職員定数、教職員配置等、県費負担教職員制度に係る包 括的な権限を指定都市に移譲すること。

移譲に伴い必要となる財源について、個人道府県民税をはじめとした基幹的な税目 の税源移譲により措置すること。

-2-

(7)

11 都市インフラの老朽化対策

大都市における安全・安心で快適な暮らしを実現し、産業・経済などの都市活動を 支え続けるために、老朽化する都市インフラの計画的で効率的な維持管理・更新に必 要となる継続的な財源確保などの老朽化対策の支援強化を図ること。

12 緊急雇用創出事業の継続・拡充及び雇用対策に係る新たな交付金制度の創設 緊急雇用創出事業の継続・拡充を行うとともに、正規雇用や長期的な雇用につなが る新たな交付金制度を創設すること。

なお、現制度の継続・拡充及び新制度の創設に当たっては、指定都市等との協議の 場を設けるとともに、指定都市に直接交付するなど汎用性の高い制度とし、加えて、 指定都市の意見も十分に反映した必要な総額を確保すること。

13 エネルギー基本計画の早期策定及び関連施策の推進

市民生活や産業・経済活動を支える電力の安定供給の確保を図るとともに、エネル ギー消費量の低減及び平準化並びに再生可能エネルギーの活用の拡大を図るため、新 しいエネルギー基本計画を早期に策定し、規制緩和・財政支援の拡充など、関連施策 を体系的に推進すること。

14 予防接種制度の充実と財源措置

水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌及びB型肝炎の4ワクチンについて、早期に 定期接種化すること。

あわせて、定期接種については、国の責任において、必要とする国民全てが等しく 接種できるよう全額国庫負担とすること。

また、多種の混合ワクチンの導入や開発などにより、予防接種を受ける子どもや保 護者の通院等にかかる負担軽減を図ること。

15 社会保障・税番号制度への対応

地方公共団体が必要な情報システムの構築・改修等のための十分な準備や検証を行 えるよう、制度全体及び地方公共団体が担当する具体的な事務内容の詳細を早期に明 らかにすること。

制度に係るシステムの仕様等の策定に当たっては、地方公共団体が独自に活用でき るようシステム仕様等を早期に提示し、地方公共団体の意見を十分に取り入れること。

また、個人情報の管理やセキュリティ等、個々の団体だけでは対処できない課題に ついて、国の責任において確実に対応すること。

制度は国家的な情報基盤整備であることから、その経費は全額国庫負担とすること。 16 訪日旅行やMICEの誘致促進のための受入環境の整備強化

訪日旅行やMICEの誘致促進を図るため、地方の特性に応じた訪日外国人受入環 境の整備や、国際会議場や展示会場及びその周辺施設等の整備など、指定都市が行う 国際競争力を高める施策に対して必要な支援策を講ずること。

-3-

(8)

[提案事項詳細説明]

-4-

(9)

<税財政・大都市制度関係>

現状における国・地方間の「税の配分」は6:4であり、一方、地方交付税、国庫支 出金等も含めた「税の実質配分」は2:8となっており、依然として大きな乖離がある。

したがって、消費税、所得税、法人税など複数の基幹税からの税源移譲を行い、国・ 地方間の「税の配分」をまずは5:5とすべきである。

さらに、地方公共団体が事務及び事業を自主的かつ自立的に執行できるようにするた め、国と地方の役割分担を抜本的に見直した上で、その新たな役割分担に応じた「税の 配分」となるよう、具体的な工程を明示し、地方税の配分割合を高めていくべきである。

なお、地方法人特別税のように、地方税の一部国税化によって、地方間の税収の水平 調整を行うことは、真の分権型社会の実現の趣旨に反するものであり、地方公共団体間 の財政力格差の是正は、地方税財源拡充の中で地方交付税等も含め一体的に行うべきで ある。

-5-

国 6 : 地 方 4

国 ・ 地 方 に お け る 税 の 配 分 状 況 ( 平 成25年 度 )

 

 

46兆8,190億円   57.9% 34兆 298億円

  42.1% 地   方   税

国     税

 66兆5,806億円    82.4%

14兆2,682億円     17.6%

地     方

地  方  税 34兆 298億円

総額 80兆8,488億円

地 方 税

国 税

地   方

   

   

地 方 税

国   税

地 方 の 役 割

国 の 役 割

税の配分 税の実質配分 税の配分 税の実質配分 役割分担

《現 状》 《まずは》 《さらに》

真 の 分 権 型 社 会 の 実 現

国 5 : 地 方 5

国 と 地 方 の 新 た な 役 割 分 担 に 応 じ た 「 税 の 配 分 」

総額 80兆8,488億円

税の配分

「 税 の 配 分 」 の 抜 本 的 な 是 正 が 必 要 !

地方交付税17兆2,324億円 地方譲与税 2兆3,470億円 国庫支出金13兆6,198億円 国直轄事業

負担金  △6,484億円

国・地方間の税源配分の是正

複 数 の 基 幹 税 の 配 分 割 合 の 大 幅 な 引 上 げ な ど

1 真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分の是正

消費税、所得税、法人税など複数の基幹税からの税源移譲を行い、国・地方間の

「税の配分」をまずは5:5とすること。

さらに、国と地方の新たな役割分担に応じた「税の配分」となるよう、地方税の 配分割合を高めていくこと。

なお、地方公共団体間の財政力格差の是正については、地方税の一部国税化によ る地方間の税収の水平調整ではなく、地方税財源拡充の中で地方交付税等も含め一 体的に行うこと。

(10)

指定都市は、圏域の中枢都市としての役割や、人口の集中・産業の集積に伴う都市的 課題から生ずる大都市特有の財政需要を抱えていることに加え、事務配分の特例により 道府県の事務・権限が移譲されているが、地方税制は事務・権限等に関わりなく画一的 であるため、必要な財源について、税制上の措置が不十分である。

また、指定都市の市民は、道府県から移譲された事務について、指定都市から行政サ ービスを受けているにもかかわらず、その負担は道府県税として納税しており、受益と 負担の関係にねじれが発生している。

このような状況を踏まえ、指定都市が大都市特有の財政需要や道府県に代わって行政 サービスを提供する事務配分の特例に対応し、自主的かつ自立的な行財政運営を行える よう、個人・法人所得課税及び消費・流通課税に係る国・道府県からの税源移譲により 大都市税源の充実強化を図るべきである。

なお、真の分権型社会を実現していく中で、道府県費負担教職員給与等に係る事務・ 権限をはじめ、新たに国・道府県から指定都市に移譲される事務・権限についても、併 せて必要な財源について、指定都市への税制上の措置を講ずる必要がある。

-6- 2 大都市税源の充実強化

大都市特有の財政需要や事務配分の特例等に対応するため、国・道府県から指定 都市への税源移譲を行うこと。

個人・法人所得課税及び消費・流通課税に係る国・道府県からの税源移譲 により大都市税源の充実強化を図ること!!

(平成25年度)

法人所得課税の配分割合(実効税率)

国税 73.4%

国税 81.6% 道府県税

10.5% 道府県税

21.9%

市町村税 4.7%

消費・流通課税の配分割合

国の当初予算額、地方財政計画額による数値である。 東日本大震災による減免等の金額は含まない。

実効税率は、法人事業税及び地方法人特別税が損金 算入されることを調整した後の税率である。 資本金が1億円を超える法人を対象とした場合である。 復興特別法人税を加味した数値である。

市町村税 7.9%

都市的税目の配分割合が 極めて低い!

道府府県県にに代代わわっってて負負担担ししてていいるる経経費

(特例経費一般財源等所要額)

同左左税税制制上上のの措措置

約3,700億円

地方自治法に基づくもの 個別法に基づくもの

約2,200億円

約1,500億円

税制上の措置済額

大都市の事務配分の特例に伴う税制上の措置不足額(平成25年度予算に基づく概算)

これに加え、道府県から指定都市への事務移譲・権限移譲に伴い、所要額に ついて税制上の措置が必要!!

・道府県費負担教職員給与費 約8,700億円 など (平成23年度決算に基づく推計)

税制上の措置不足額

(11)

真に住民に必要なサービスを地方自らの責任で自主的、効率的に提供するためには、 国と地方の役割分担の見直しを行った上で、国が担うべき分野については、必要な経費 全額を国が負担するとともに、地方が担うべき分野については、国の関与・義務付けの 廃止・縮減と併せて、国庫補助負担金を廃止し、所要額を全額税源移譲すること。

また、税源移譲されるまでの間、三位一体の改革で行ったような単なる国庫補助負担 率の引下げは、地方の自由度の拡大につながらないことから決して行わないこと。

なお、地域自主戦略交付金については、各省庁の交付金等に再度整理されたが、本来 は廃止の上、税源移譲されるべきものである。

税源移譲されるまでの間、こうした交付金等については、継続事業の着実な実施に配 慮するとともに、事業規模や使途に関する要件の緩和、予算の流用への弾力的対応、事 務手続の簡素化など、地方にとって、より自由度が高く、活用しやすい制度となるよう 見直すこと。

-7- 3 国庫補助負担金の改革

国と地方の役割分担の見直しを行った上で、国が担うべき分野については、必要 な経費全額を国が負担するとともに、地方が担うべき分野については、国庫補助負 担金を廃止し、所要額を全額税源移譲すること。

また、税源移譲されるまでの間、地方が必要とする総額を確保し、継続事業の着 実な実施に配慮するとともに、事業規模や使途に関する要件の緩和、予算の流用へ の弾力的対応、事務手続の簡素化など、地方にとって自由度が高く、活用しやすい 制度とすること。

国庫補助 負 担 金

地方が 担うべき分野

国が 担うべき分野

必 要 な 経 費 全 額 を国が負担

税 源 移 譲

「国庫補助負担金の改革」のイメージ

(12)

真の分権型社会の実現に向けて、国と地方の役割分担の見直しを行った上で、最終的 に国が行うこととされた国直轄事業については、国の責任で整備を行うべきであり、地 方負担は廃止すること。

また、現行の国直轄事業を地方へ移譲する際には、所要額を全額税源移譲すること。 平成24年11月に閣議決定された「地域主権推進大綱」において、平成25年度ま でに国直轄事業負担金の廃止とその後の在り方について結論を得るとされていることを 踏まえ、廃止・移譲の検討に当たっては、指定都市を含む地方との協議の機会を直ちに 設けて意見を十分に取り入れた上で、具体案を提示し、確実に実施すること。

なお、国直轄事業負担金が廃止されるまでの間、国直轄事業の実施に当たっては、効 率的な事務執行、コスト縮減を徹底するとともに、地方の意見や財政状況が反映される よう、国が事業内容、事業費等を決定する前の計画段階から地方と十分に協議を行い、 合意形成できる制度とすること。また、その際には詳細な説明と速やかな情報提供を行 うこと。

国直轄事業(整備分)に対する指定都市の負担(国に対して直接支出しているもの)

(単位:百万円) 事 業 名

指定都市における 国直轄事業費

国直轄事業に対する 指定都市の負担額

負担割合

国 道 119,343 42,305 35 % 港 湾 33,985 11,804 35 % 計 153,328 54,109 35 % 指定都市の負担額は平成23年度決算による数値である。

-8- 4 国直轄事業負担金の廃止

国と地方の役割分担の見直しを行った上で、国が行うこととされた国直轄事業に ついては、地方負担を廃止すること。

また、現行の国直轄事業を地方へ移譲する際には、所要額を全額税源移譲するこ と。

(13)

平成15年度決定額 平成24年度決定額 削減額 削減率 18兆  693億円 17兆4,960億円 △5,733億円 △ 3 . 2 %

8兆  908億円 8兆6,524億円

(6.3万円) (6.8万円) 9,433億円 6,855億円

(3.5万円) (2.5万円)

23兆9,389億円 23兆6,293億円 △3,096億円 △ 1 . 3 % 11兆  256億円 10兆9,922億円

(8.6万円) (8.6万円) 1兆5,038億円 1兆3,551億円

(5.6万円) (5.0万円)

47兆  877億円 49兆2,721億円 2兆1,844億円 + 4 . 6 % 25兆   41億円 25兆3,345億円

(19.5万円) (19.8万円) 5兆1,956億円 5兆1,062億円

(19.1万円) (18.8万円)

3,304億円 + 1 . 3 %

△1,487億円 △ 9 . 9 % 市町村分

5,616億円 + 6 . 9 %

△334億円 △ 0 . 3 %

■指定都市総額 臨時財政対策債( 49.4%) 6,696億円

地方交付税 (50.6%) 6,855億円 基準財政需要額

( 人口一人あたり)

全国総額

指定都市総額 △894億円 △ 1 . 7 %

市町村分 指定都市総額

地方交付税+臨 時財政対策債 発行可能額 ( 人口一人あたり)

全国総額

臨時財政対策債の配分状況

(平成24年度決定額)

地方交付税 ( 人口一人あたり)

全国総額

■全国総額

臨時財政対策債( 26.0%) 6兆1,333億円 地方交付税 (74.0%) 17兆4,960億円

指定都市総額 △2,578億円 △ 2 7 . 3 %

市町村分

地方交付税は、地域社会に必要不可欠な一定水準の行政サービスを提供するための地 方固有の財源である。その改革に当たっては、財源の保障機能と税源偏在の調整機能を 分離することなく双方を重視するとともに、地方の役割や行政サービスの水準について 地方と十分な議論を行った上で進めること。

地方交付税の総額については、国の歳出削減を目的とした削減は決して行うべきでは なく、社会保障と税の一体改革に伴う新たな地方負担を含めて地方の財政需要や地方税 などの収入を的確に見込むことで、標準的な行政サービスの提供に必要な総額を確保す ること。

特に、平成25年度の地方交付税に関しては、地方固有の財源である地方交付税を地 方公務員給与の引下げの要請手段として用いたと受けとめざるを得ず、こうした措置は、 今後行わないこと。

また、臨時財政対策債による地方財源不足への対応は、市債発行額抑制や市債残高削 減の取組の支障となっている。国・地方を通じた歳出削減努力によってもなお生ずる地 方財源不足の解消は、地方交付税の法定率引上げによって対応すべきであり、臨時財政 対策債は速やかに廃止すること。

さらに、地方交付税の算定に当たっては、大都市を狙い撃ちにした削減は決して行う べきではなく、大都市特有の財政需要を的確に反映させるとともに、具体的な算定方法 を早期に明示するなど、予見可能性の確保に努めること。

地方交付税等の削減状況

注1 指定都市総額には、平成16年度以降に指定都市となった相模原市・新潟市・静岡市・浜松市・堺市・岡山市・熊本市も含む。 2 地方交付税(全国総額・指定都市総額)のうち、平成24年度決定額には東日本大震災関係分(推計)及び震災復興に係る特

別交付税を除く。

-9-

5 地方交付税の必要額の確保と臨時財政対策債の廃止

地方交付税総額については、地方の財政需要や地方税などの収入を的確に見込む ことで、必要額を確保すること。

また、地方交付税は、地方固有の財源であることから、国の政策目的を達成する ための削減は行わないこと。

国・地方を通じた歳出削減努力によってもなお生ずる地方財源不足の解消は、地 方交付税の法定率引上げによって対応すべきであり、臨時財政対策債は速やかに廃 止すること。

地方交付税の算定に当たっては、大都市特有の財政需要を的確に反映させるとと もに、予見可能性の確保に努めること。

(14)

指定都市は、住民に最も身近な基礎自治体であり、各圏域の中枢都市として、人口の 集中や産業の集積などによる大都市特有の行財政需要に対応しながら、全国の都市自治 体を先導する役割が求められている。

しかし、現行の指定都市制度では、道府県の事務権限の一部について特例が措置され ているに過ぎず、大都市の潜在能力を十分に発揮することができない。

大都市制度に関する議論の根幹は、このような課題を解決し、基礎自治体優先の原則 の下、住民がより良い行政サービスを受けられるよう、大幅な権限と税財源の移譲によ り真の分権型社会を実現することにある。

指定都市は、その規模や歴史・文化の違い、国や広域自治体との関係性、地域で果た す役割など、それぞれが異なる特性を持っており、大阪や新潟などでは、各地域にふさ わしい大都市制度の実現を目指している。大都市が抱える諸課題を解決するためには、 各地域の実情に応じた大都市制度を整備することが必要である。また、活発化している 道州制の議論に当たっても、基礎自治体の充実と新たな大都市制度の位置付けを明確に することが不可欠である。

ついては、「大都市地域における特別区の設置に関する法律」に続き、従来から制度創 設を提案している特別自治市など多様な大都市制度の早期実現を図るべきである。

-10- 6 多様な大都市制度の早期実現

基礎自治体優先の原則の下、住民がより良い行政サービスを受けられるよう、「大 都市地域における特別区の設置に関する法律」に続き、従来から制度創設を提案し ている特別自治市など、多様な大都市制度の早期実現を図ること。

指定都市 制度

基礎自治体優先の原則に 基づいた大都市制度改革

大幅な権限と

指定都市はそれぞれ 異なる特性を有する

◆規模の違い

◆歴史・文化の違い

◆国や広域自治体との関係性

◆地域で果たす役割

全 国 一 律 の 画 一 的 な 制度の適用は

適切ではない!!

多 様 な 大 都 市 制 度 が 必 要

税財源の移譲

【真の分権型社会の実現が必要】

(15)

<個別行政分野関係>

生活保護制度については、平成23年度に行われた「生活保護制度に関する国と地方 の協議」を経て設置された厚生労働省社会保障審議会の「生活困窮者の生活支援の在り 方に関する特別部会」の報告を踏まえ、見直しが進められている。

しかしながら、これまでの検討において、生活保護制度の抜本的改革について行って きた提案が十分に反映されているとは言えない。

本来、生活保護制度は、憲法第25条の理念に基づき、国民の最低限度の生活の保障 というナショナルミニマムとして国の責任において実施されるものであることから、そ の経費についても全額国において負担すべきである。

あわせて、最低生活を保障した上で医療費を一部自己負担する仕組みの導入等による 医療扶助の適正化や、年金制度等社会保障制度全般の在り方を含めた抜本的な見直しに ついても、引き続き検討すべきである。

なお、生活保護受給者は増加を続けており、生活保護に要する負担の増加が地方公共 団体の財政を圧迫し、行政運営に支障をきたしていることから、全額国庫負担が実現す るまでの間は、緊急的な財政措置が必要である。

-11- 7 生活保護制度の抜本的改革

新しい生活支援体系の策定における生活保護制度の見直しに係る検討において、 これまで生活保護制度の抜本的改革について行ってきた提案意見を十分に反映させ ること。

生活保護費の全額国庫負担、医療費の一部自己負担、年金制度等社会保障制度全 般の在り方を含めた抜本的な見直しについて、引き続き検討すること。

なお、全額国庫負担が実現するまでの間は、緊急的な財政措置を講ずること。

就労による自立促進 稼働可能層

就労による自立が 困難な人

《現在の制度》 《あるべき制度》

扶助費 国庫負担 3/4

地方負担 1/4 国庫負担 4/4 人件費・事務費 地方負担 4/4

ボーダーライン層 新しい生活困窮者支援制度

年金制度と整合する 生活保障制度

改革

当面 緊急的な 最終 財政措置

高齢者

生活保護

・地方負担分は、「地方交付税」で措置される制度であるが、算入不足が生じている場合がある。

・近年の生活保護受給者の増加により、地方公共団体において、大きな財政負担が喫緊の課題である。

(16)

平成27年4月から本格実施が予定されている子ども・子育て支援新制度については、 実施主体である市町村が円滑に対応できるよう、国と地方の協議のもと、子育て家庭へ の影響に配慮しつつ、一刻も早い制度設計を進め、事業者の判断材料となる施設・設備 や事業等の基準を速やかに提示するとともに、国が責任を持って準備に係る経費を含め 必要な財政措置を講ずるべきである。

また、新制度においては、幼保連携型認定こども園の設置及び幼稚園や保育所から認 定こども園への移行促進、認可外保育施設の保育所や小規模保育事業等への移行支援、 子ども・子育て支援の担い手となる人材確保のための財政措置が不可欠である。

さらに、都市部において喫緊の課題となっている待機児童への対策を着実に推進でき るよう、平成26年度に実施予定の保育緊急確保事業や、新制度移行後に予定されてい る、児童福祉法の規定による市町村整備計画に基づく交付金については、「安心こども基 金」の補助率等の内容を継続・充実させるとともに、補助対象となる実施主体を問わな いなど柔軟に運用できる制度とすべきである。

-12- 8 子ども・子育て支援新制度の円滑な実施

子ども・子育て支援新制度については、国と地方の協議のもと、子育て家庭への 影響に配慮しつつ、早急に制度設計を進め、施設や事業等の基準を速やかに提示す るとともに、準備経費を含め必要な財政措置を講ずること。

幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も 園 の 設 置 及 び 幼 稚 園 や 保 育 所 か ら 認 定 こ ど も 園 へ の 移 行 を促進するための必要な財政措置を講ずるほか、認可外保育施設の保育所や新制度 における小規模保育事業等への移行支援、子ども・子育て支援の担い手となる人材 確保について財政措置を講ずること。

待機児童解消を進めるため、平成26年度実施予定の保育緊急確保事業や新制度 移行後の市町村整備計画に基づく交付金は、「安心こども基金」の補助水準を継続・ 充実させるとともに、柔軟に運用できる制度とすること。

・質の高い幼児期の学校教育、保育の総合的な提供

・保育の量的拡大・確保

・地域の子ども・子育て支援の充実 子ども・子育て支援新制度

( 平 成2 7 4月 ~ 本 格 実 施 )

保育所整備に 係る補助制度

【現状(H21~25)】 【H26(想定)】 【H27(想定)】 安心こども基金

(市負担 1/12)

市町村整備計画に 基づく交付金 保育緊急確保事業

安心こども基金 子ども・子育て会議の設置

基本指針、ニーズ調査票の策定 施設、事業等の基準の検討 支給認定の検討、公定価格の検討 制度管理システムの検討

ニーズ調査の実施

子ども・子育て支援事業計画の策定 施設、事業の基準条例の制定 給付制度の設計

制度管理システムの導入

速やか に提示

市町村

必要な財政措置

(17)

市町村が運営する国民健康保険は、被保険者の年齢構成が高く医療費水準が高いこと や、低所得者が多く所得水準が低いことなど、構造的問題を抱えており、その財政基盤 は極めて脆弱なものである。今後も、高齢化の進展や医療技術の高度化により医療費等 が増加し、加入者の保険料負担は年々重くなることが見込まれる。各保険者は、財政健 全化に取り組んでいるものの、一般会計からの多額の繰入れに頼らざるを得ず、財政運 営は極めて厳しい状況であり、国民健康保険制度の構造的問題の解決が急務である。

国においては、低所得者の保険料に対する財政支援策として、2,200億円の公費 投入を行うとしているが、実施時期は消費税率引上げに合わせることとされており、現 下の厳しい国保財政を鑑みると、それまでの間の応急的な対策が必要であるとともに、 年々増加する医療費に対する抜本的な解決策となっていない等の課題がある。

また、社会保障制度改革国民会議において、高齢者医療制度の見直しなどについて審 議されているが、国民健康保険制度と他の医療保険制度との負担の公平性を確保し、長 期的に安定した制度とするため、国民健康保険の都道府県単位化にとどまらず、国の責 任を明確にした上で、全ての医療保険制度の一本化に向けた抜本的改革を早期に実現す るとともに、制度改正に当たっては、地方負担や保険料負担の増加につながることがな いよう、必要な財政措置を講ずるべきである。

なお、一本化が実現するまでの間は、国民健康保険事業の安定的運営を図るため、市 町村保険者に対し、国庫負担率の引上げを含めた財政措置を行うべきである。特に、累 積赤字や法定外繰入のある保険者に対し、新たな制度へ円滑に移行できるよう必要な措 置を講ずるべきである。

-13- 9 医療保険制度の抜本的改革

国民皆保険制度を安定的で持続可能な制度とするため、国の責任において医療保 険制度の一本化に向けた抜本的改革を早期に実現するとともに、制度改正に伴い新 たな地方負担や保険料負担の増加を招かないよう必要な財政措置を講ずること。

なお、一本化が実現するまでの間は、国民健康保険事業の安定的運営を図るため、 国庫負担率の引上げを含む財政措置を講ずること。

●市町村国保が抱える構造的問題 市町村国保の現状

・高齢化、医療技術の高度化

⇒医療費は年々増加

・低所得者の加入割合が高い

⇒財政基盤が脆弱

被保険者・保険者の過重負担

・被保険者の重い保険料負担

・一般会計からの多額の繰入

・多額の累積赤字

国保財政はすでに危機的な状況… 平成23年度市町村国保財政状況(速報)

したがって… 一本化が実現するまでの間は 国庫負担率の引上げ等の財政措置が必要!

実質収支 3,022億円の赤字

赤字補填の 法定外繰入 3,508億円

抜本的改革 が必要!

●医療保険制度の一本化

市町村国保と他の医療保険との負担の公平性を確保し、安定的で持続可能な医療保険制度 を構築するためには、医療保険制度の一本化が必要。

(18)

教職員の任命権は指定都市が有しているのに対して、給与等の負担、教職員定数、教 職員配置等に係る権限は道府県が有しているという現行制度上の「ねじれ」を改め、学 校の設置者である指定都市が主体的に市民のニーズに応じた教育を提供できる体制を整 える必要がある。

これについて、平成25年3月に閣議決定された「義務付け・枠付けの第4次見直し について」において、道府県の給与等の負担、教職員定数、教職員配置等の権限を指定 都市へ移譲することが盛り込まれたことを受け、国の責任において、関係者の理解を得 た上で包括的な権限を指定都市に移譲し、それに伴い必要となる財源について、教職員 給与、退職手当及び移管に伴って生ずる事務関係経費を含めた所要額全額を、個人道府 県民税をはじめとした基幹的な税目の税源移譲により措置すべきである。

・給与等の負担

・学級編制の標準としての基準の設定

・教職員定数の決定

・教職員の勤務条件、分限や懲戒制度 の設定

・勤務成績評価に関する計画

・給与等の負担

・学級編制の基準の設定

・教職員定数の決定

・教職員の勤務条件、分限や懲戒制度 の設定

・勤務成績評価に関する計画

・教職員の任免、服務監督、研修

・教職員の給与の決定

・教職員の勤務成績の評定

・学級編制

・教職員の任免、服務監督、研修

・教職員の給与の決定

・教職員の勤務成績の評定

・学級編制

・ 教 職 員 の 任 命 権 は 指 定 都 市 に あ る も の の、給与負担者でないという「ねじれ」 が生じており、教職員定数等を主体的に 決定することができない。

・国及び道府県から、権限と併せて必要な 財源の移譲を行うことにより、教職員定 数、教職員配置等に関する包括的な人事 管理を行うことができるようになる。

学校の設置管理者である指定都市が、地域の特性や保護者などの地域住民の 意向を反映し市民ニーズに応じた教育を、より主体的に市民へ提供すること が可能となる。

現行の道府県・指定都市の役割 あるべき役割

現状の問題点 問題点の解決

給与等の負担をはじめとした権限移譲に伴い必要となる財源について、税源移譲により措置

-14- 10 県費負担教職員制度の見直し

道府県の給与等の負担、教職員定数、教職員配置等、県費負担教職員制度に係る 包括的な権限を指定都市に移譲すること。

移譲に伴い必要となる財源について、個人道府県民税をはじめとした基幹的な税 目の税源移譲により措置すること。

(19)

道路、河川、公園、港湾、上下水道などの都市インフラの多くが、高度経済成長期に 集中的に整備され、更新時期を迎えつつあるため、従来どおりの事後保全型の維持管理・ 更新では、大きな財政負担が見込まれている。

このため、今後も大都市における安全・安心で快適な暮らしを実現し、産業・経済な どの都市活動を支えていくためには、事後保全型から予防保全型による計画的で効率的 な維持管理・更新に転換することにより、施設の長寿命化を図り、中長期的なコストの 平準化と抑制を進めていく必要がある。

こうした中、平成24年度補正予算において、インフラ再構築を支援する「防災・安 全交付金」が創設されたものの、対策が必要なストック数に対して、十分な予算が確保 されていない。今後も都市インフラの安全性を確保していくためには、計画的で効率的 な維持管理・更新に必要となる継続的な財源確保を図るべきである。

あわせて、平成25年3月に国土交通省の社会資本メンテナンス戦略小委員会がまと めた、「今後の社会資本の維持管理・更新のあり方について 中間とりまとめ」を踏まえ、 社会資本全体の維持管理・更新の考え方を提示するとともに、施設の点検や診断手法等 の技術基準の整備を速やかに行うなど、老朽化対策の支援強化を図るべきである。

-15-

0 50 100 150 200 250 300 350

1925 1930 1935 1940 1945 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

「事後保全型の維持管理・更新」から

「予防保全型の維持管理・更新」への転換 更新時期の到来

老朽化による橋の崩落事例

※2 2010年代に

約50年経過

予防保全型の維持管理・更新 事後保全型の維持管理・更新

予防保全型管理のイメージ

※3

(年)

大規模補修(更新)

長寿命化対策 長寿命化対策

大規模補修(更新)

2009 沖縄県 辺野喜橋

経過年数

橋りょうの建設年度別施設

※1

機能停止または 事故発生 基準値

使用限界値 長寿命化対策

長寿命化対策 政令指定都市における橋長15m以上の橋りょう

(橋)

経過年数

11 都市インフラの老朽化対策

大都市における安全・安心で快適な暮らしを実現し、産業・経済などの都市活動 を支え続けるために、老朽化する都市インフラの計画的で効率的な維持管理・更新 に必要となる継続的な財源確保などの老朽化対策の支援強化を図ること。

出典 ※1:国土交通省道路施設現況調査

※2:名古屋大学工学研究科 橋りょう長寿命化推進室臨床橋梁保全学 (橋梁保全研修テキスト) 平成21年 沖縄県 辺野喜橋

※3:国土交通省社会資本整備審議会・交通政策審議会技術分科会技術部会社会資本メンテナンス戦略小委員会

(20)

緊急雇用創出事業については、「重点分野雇用創出事業」が平成25年度まで延長され たほか、原則、平成25年度を事業終期とする「起業支援型地域雇用創造事業」が創設 されるなど、引き続き実施されているところである。

現行の緊急雇用創出事業は、失業者対策として一定の成果をあげているが、非正規雇 用者数は増加傾向にある。非正規雇用者の雇用の不安定さや処遇の低さが、正規雇用者 に比べて家族形成やキャリア形成に困難を抱え、少子化に拍車をかける可能性も指摘さ れており、ひいては、地域経済に大きな影響を及ぼすことも懸念される。

そのため、従来の緊急雇用創出事業の継続・拡充を行うとともに、正規雇用や長期的 な雇用につながる新たな交付金制度を創設すべきである。

なお、緊急雇用創出事業の継続・拡充及び新たな交付金制度の創設に当たっては、地 方の実情に迅速かつきめ細かく対応できるよう、指定都市等との協議の場を設けるとと もに、指定都市に直接交付するなど汎用性の高い制度とし、加えて、指定都市の意見も 十分に反映した必要な総額を確保すべきである。

-16- 平成23年度末終了

(一部は事業延長)

大都市特例 適用されず

一定の成果はあったものの、 正規雇用への結実になお課題

大都市の高い雇用吸収力を活かした きめ細かな雇用対策が必要

指定都市 道府県

<事業スキーム> <課題>

指定都市等との協議の場を設置

指定都市の意見も十分に反映した必要な総額の確保 新たな交付金制度(現制度の継続・拡充を含む)の創設

指定都市

<事業スキーム> <提案内容>

指定都市への直接交付

制度見直し

直接交付

12 緊急雇用創出事業の継続・拡充及び雇用対策に係る新たな交付金制度の創設 緊急雇用創出事業の継続・拡充を行うとともに、正規雇用や長期的な雇用につな がる新たな交付金制度を創設すること。

なお、現制度の継続・拡充及び新制度の創設に当たっては、指定都市等との協議 の場を設けるとともに、指定都市に直接交付するなど汎用性の高い制度とし、加え て、指定都市の意見も十分に反映した必要な総額を確保すること。

緊急雇用創出事業・ふるさと雇用再生特別基金事業

(21)

地域の産業・経済の中心であり、多くの市民が生活する指定都市は、エネルギーの大 消費地としてエネルギー問題の解決に向け先導的に取り組む大きな責任を負う立場に ある。

したがって、指定都市では、市民生活や産業・経済活動を支える電力の安定供給を確 保し、エネルギー消費量の低減及び平準化を図る観点から、これまでの大規模集中型の 電力システムを、分散型電源との併用型へと移行するための検討を進めるとともに、省 エネルギーの推進や地域特性を踏まえた再生可能エネルギーの活用及びエネルギーの 効率的利用などに取り組んでいる。

これらの取組をより一層充実・強化し、特にこれまで以上に再生可能エネルギーの活 用の拡大を図るためにも、国は、先導的な役割を果たす指定都市の意見も十分に反映し ながらエネルギー政策の方向性を定め、その実現に向けた新しいエネルギー基本計画を 早期に策定し、規制緩和や財政支援を拡充するなど、関連施策を体系的に推進すべきで ある。

-17-

これまでの取組をより一層充実・強化

○省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの活用

○エネルギーの効率的利用 など

指定都市

責任あるエネルギー政策の構築 エネルギー基本計画の早期策定

○電力の安定供給の確保

○エネルギー消費量の低減、平準化

○再生可能エネルギーの活用の拡大

関連施策を体系的に推進

○規制緩和や財政支援の拡充など

13 エネルギー基本計画の早期策定及び関連施策の推進

市民生活や産業・経済活動を支える電力の安定供給の確保を図るとともに、エネ ル ギ ー 消 費 量 の 低 減 及 び 平 準 化 並 び に 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー の 活 用 の 拡 大 を 図 る た め、新しいエネルギー基本計画を早期に策定し、規制緩和・財政支援の拡充など、 関連施策を体系的に推進すること。

(22)

定期接種化が提言されたワクチン

厚生労働省厚生科学審議会の予防接種部会において、定期接種化の提言がされた7ワ クチンのうち、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌及びB型肝炎の4ワクチンについ て広く接種を促進することとされているが、具体的な定期接種化の時期等は明示されて いない。疾病の発生・まん延防止といった国民の健康保持の観点から、早期に定期接種 化すべきである。

一方、平成25年度から定期接種に係る経費については、地方交付税による財政措置 の拡充がなされたところであるが、地方公共団体間で格差が生じないよう、国の責任に おいて必要とする国民全てが等しく接種できるよう必要な財源は全額国庫負担とすべき である。

また、定期接種化されたワクチンの増加に伴い、接種回数の増加や接種間隔の複雑多 様化により、予防接種を受ける子どもや保護者の通院等にかかる負担が大きくなってい ることから、多種の混合ワクチンの導入の検討、開発の促進などにより負担軽減を図る べきである。

-18- 14 予防接種制度の充実と財源措置

水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌及びB型肝炎の4ワクチンについて、早期 に定期接種化すること。

あわせて、定期接種については、国の責任において、必要とする国民全てが等し く接種できるよう全額国庫負担とすること。

また、多種の混合ワクチンの導入や開発などにより、予防接種を受ける子どもや 保護者の通院等にかかる負担軽減を図ること。

子宮頸がん予防ワクチン ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチン

地方公共団体間で 格差のない 予防接種行政の実現

平成25年度 平成26年度以降

水痘・おたふくかぜ・成人用 肺炎球菌・B型肝炎ワクチン

交付税の 拡充措置

(H25~) 現状の定期接種に おける財源措置

保護者負担大・助成の地域格差

<任意接種>

<定期接種化>

多種混合ワクチン の導入・開発促進 ワクチンの増加に伴う接種回数の増加間隔の複雑多様化

全額国庫負担

地方負担 負担の差

保護者の 負担軽減 定期接種化へ

必要な財源は全額 国庫負担とすること

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